ニチレイフーズ「本格炒め炒飯」 開発者がファンと交流

ニチレイフーズは、8月8日「チャーハンの日」にあわせ、同社の冷凍炒飯ファンと開発者らが交流する「ニチレイ炒飯試食イベント」を本社で開催した。ユーザーが主力品「本格炒め炒飯」などをどう感じながら食べているかを深掘りしたいとの想いで企画。参加者からは普段の利用状況や新製品のアイデアまで活発に意見が飛び出した。

8月8日「チャーハンの日」は同社が申請し、日本記念日協会が2015年に認定。8月が炒飯の最需要期であることと、「パラ(8)パラ(8)」の語呂合わせに由来する。イベントはファンとの交流を目的とした「ニチレイほほえみテラス」の活動の一環。HPやメールマガジンで告知し、当日は午前・午後の2部合計で約50人の「ニチレイ炒飯」ファンが集った。ニチレイフーズからは商品開発やマーケティングの担当者ら7人が参加。

冒頭、「本格炒め炒飯」のおいしさの秘密を解説。01年に発売してから品質改良を重ねてきたことや、最新設備でおいしさを具現化するキューレイ第3工場(福岡県宗像市)を映像で紹介した。独自の「三段階炒め製法」は、一段階目でごはんを卵でコーティングし、二段階目でプロが中華鍋を煽って炒める時と同じ250℃以上の高温熱風で余計な水分を飛ばし、三段階目で仕上げ炒めをするという。

次いで「本格炒め炒飯」「たっぷり卵のえび炒飯」などの試食を行った後、ファンと社員によるグループトークを実施。「選ぶワケ」「食べたい時の気分」「食べるシーン」「食べた印象」などをテーマに意見を出し合ったほか、「アレンジレシピを知りたい」「袋にチャックが付いていたら便利」「焼豚を増量して欲しい」などのリクエストも多く出た。

開発担当者は「『本格炒め炒飯は冷凍庫のお守り』とのうれしいお言葉をいただけた。皆さんのアイデアも生かせるよう努力していきたい」と話した。

次回、ファンとの試食イベントは12月に「今川焼」で開催予定。