4.4 C
Tokyo
2.2 C
Osaka
2026 / 02 / 02 月曜日
ログイン
English
トップニュース業績拡大のキンレイ 今期の食品売上180億円へ 「お水がいらない」好調

業績拡大のキンレイ 今期の食品売上180億円へ 「お水がいらない」好調

キンレイが業績を拡大している。食品事業の売上高は前3月期170億円、前年比8.9%増と伸長し、2025年度は180億円、5.5%増とさらなる成長を目指す。具付き冷凍麺の主力品「お水がいらない」シリーズが牽引し、特に「ラーメン横綱」「天下一品」などラーメン類の販売が好調だ。今夏以降、創業50周年を記念したキャンペーンやテレビCMなど過去最大級のプロモーションを順次展開、勢いを加速させる。

創業50周年、プロモーション大々的に

「お水がいらない」シリーズは2010年に誕生し、これまでに累計2億食以上を販売。麺・スープ・具材が一体になった独自の三層構造が特長で、鍋に入れて加熱するだけで本格的なおいしさに仕上がる。第1弾「鍋焼うどん」が好調なすべり出しをみせ、14年発売の「ラーメン横綱」が飛躍の契機となった。以降はご当地や有名店監修を中心にラーメンの品揃えを大幅に拡充し売上も順調に伸ばしてきた。昨年発売した「天下一品」のヒットは記憶に新しい。

このほど開催した記者会見の席上、白潟昌彦社長は「『鍋焼うどん』の需要は冬場に偏る傾向があったが、ラーメンは年間を通して売れる。当社の工場を安定稼働させる意味でも戦略的に強化してきた」と振り返る。

25年夏から「お水がいらない」シリーズの新プロモーションを展開する。コンセプトは「キンレイのおいしさってなんだ?」。創業50周年を機に、多くの消費者においしさを新発見・再発見してもらうことを目指す。

目玉は8月19日にスタートする「50周年大感謝祭」キャンペーンだ。来年5月7日までの長期間、商品購入ごとに貯めたポイントで特製鍋焼うどん2食セットやデジタルギフトなどが総計1万2300人に当たる。

久しぶりとなるテレビCMを10月13~31日に全国の主要エリアで放映。そのまま温めるだけで本物のおいしさが楽しめることを訴求する。さらには50周年特設サイトをオープン。7月中旬から半年間かけておいしさへのこだわりを全50本の記事で発信していく。

今秋は「鍋焼うどん」のだしを改良
今秋は「鍋焼うどん」のだしを改良

秋冬の最需要期に向け、看板商品「鍋焼うどん」のだしをブラッシュアップ。大阪工場と筑波工場に削り節機を新規導入し、鮮度にこだわって本来の風味や香りを感じられるように改良した。

25年度の目標は全社売上高で182億円、5.4%増。うち食品事業は180億円、5.5%増を計画。増収の背景には、「お水がいらない」シリーズの成長に加え、昨年稼働した亀山工場の効果も見逃せない。2年目は稼働時間を8時間から12時間に延長し、マーケットの旺盛な需要に応える。

森江康行常務営業本部長は「第1四半期は『お水がいらない』シリーズの定番品やラーメンの新商品が順調に推移。冷凍麺メーカーとして、おいしさの価値を追求し市場をリードしていく」と基本方針を語った。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。