コスモス薬品(本社・福岡市博多区、横山英昭社長)の2025年5月期連結決算は売上高が前期比4.8%増の1兆113億9000万円となり、九州の流通企業として初めて1兆円の大台を突破した。
営業利益28.3%増の404億400万円、経常利益25.8%増の431億6000万円、当期純利益26.7%増の309億7800万円で着地。食品は6.2%の増収となった。食品の原価上昇を売価に転嫁したことで粗利益率を21.0%と1.5ポイント改善。販管費は10.3%増えたものの粗利改善で吸収した。
一方、同社が強みとする「高密度ドミナント」戦略に則り昨期は九州26店舗、関東31店舗など120店舗を出店(1店舗を閉鎖)した。
なお、2026年5月期は売上高4.5%増の1兆570億円、営業利益0.2%増の405億円、経常利益0.1%増の432億円、当期純利益0.1%増の310億円を予想している。
売上高が1兆円を超えたのはドラッグストア業界ではウエルシアHD、ツルハHD、マツキヨココカラ&カンパニーに次いで4社目となる。