味の素冷凍食品は、25年春に立ち上げた「AJINOMOTOギョーザ」ブランドのラインアップを拡充し、冷凍餃子カテゴリーの新規ユーザー獲得を加速させる。
新ブランドロゴの使用は現行2品(「ギョーザ」「レンジでギョーザ」)だったが、7月から「ギョーザ標準30個入り」「しょうがギョーザ」「海老大餃子」「おいしく塩分配慮ギョーザ」などのパッケージにも順次採用。8月10日には新商品「コクうま味噌ギョーザ」を追加する。
インテージSCIデータによると、冷凍餃子の市場は年々拡大しているが、全世帯の半数以上は年に1度も購入していないという(購入率46%)。同社は「まだまだ伸びしろがある」と分析し、「継続的な市場拡大には新規ユーザーの獲得が必要。当社の『ギョーザ』はイメージ調査で『おいしさ』『安全・安心』『定番感』『信頼感』などの点で幅広い方々の支持が確認できている。ブランドを全面に打ち出し、お客様の視認性を高めて迷わず買っていただけるようにしたい」と話す。
新商品「コクうま味噌ギョーザ」は、中具の豚肉と相性抜群の味噌を使用。甘みとコクを兼ね備えた“濃厚甘味噌”に仕上げ、子どもから大人まで楽しめる味わいにした。1袋(12個入り)。
「AJINOMOTOギョーザ」ブランドの新アイテムとして、「鍋にスープに水餃子」を投入。たっぷり食べられる「標準24個入り」がポイントだ。一般的な1袋15~16個入りは「少ない」と感じているユーザーが多いことに着目。もちもちした皮に、具材の量をバランスよくあわせた。

「ザ★」ブランド、食べ盛りの子どもにも
「ザ★」ブランドが誕生10周年を迎えた。これまで若年・単身男性をメーンターゲットに「男のがっつりメシ」を訴求してきたが、今シーズンは食べ盛りの子どもがいる世帯へのアプローチも開始。テレビCM等のコミュニケーションも刷新。
商品は既存2アイテムをブラッシュアップ。「から揚げ」は食欲をそそる醤油の香りを立たせ、にんにくの配合を改良。「ハンバーグ」は肉の粒感を高め、さらに玉ねぎの食感も楽しめる「新・ガリバタ醤油」を添付。どちらも白飯が進むおいしさに磨きをかけた。