ハウス食品中四国支店は広島県産の野菜を使った「広島の夏野菜食べつくしカレー 2025」のレシピを開発。7月2日に尾崎大道支店長らが県庁を訪れ、湯崎英彦知事にカレーを提供した。
県が農林水産物の販路拡大を支援する「おいしい!広島プロジェクト」の一環で、同社の取り組みは今年で5年目。今回はグリーンアスパラガスをメーンにチンゲン菜、長ナス、ミニトマトのほか、和牛「元就」、特別栽培米「あきろまん」といった県内のブランド産品を使いバーモントカレーで仕上げた。
試食した湯崎知事は「広島県民の野菜摂取量は、目標の350gに100gほど足りない。カレーは肉も野菜も、何を合わせてもおいしい。これだけたくさんの野菜が入ったカレーを食べて、暑さを乗り切ってもらいたい」と語った。

今後、県内の量販店でPOPやレシピカードを使った販促を行うほか、ハウス食品とJA全農ひろしまが小学校に出向きアレンジレシピで調理実習を行う予定。
尾崎支店長はカレーの販売動向について「コメ高騰の影響がないとは言えないが暑さが本格的になりカレーが食卓に登場する頻度も増えてきた。今後さらに手に取ってもらう機会が増えると思われる」と期待を示す。
5年目を迎えた活動については「毎回様々な野菜をピックアップし、訴求してきた。地産地消にも役立てたのではないだろうか。継続してきたことで活動の認知度も高まり店頭での販促にもつながっている」と述べた。