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飲料嗜好飲料群馬クレインサンダーズ細川一輝選手が「AGFブレンディの森」企画でファンと丸太切り体験

群馬クレインサンダーズ細川一輝選手が「AGFブレンディの森」企画でファンと丸太切り体験

 味の素AGFは、同社がオフィシャルパートナーを務める群馬クレインサンダーズとともにファンづくりを推進していく。

 6月15日、サンデンフォレスト(群馬県前橋市)で開催された父の日のイベントに、群馬クレインサンダーズの細川一輝選手と池田親平アシスタントコーチ兼スキルコーチが訪れ丸太切り体験などを通じてファンと交流した。

 同イベントは、AGFの森林整備活動「AGFブレンディの森」群馬を通じた群馬クレインサンダーズ・味の素AGF・AGF関東の3者による共同企画。前日の雨の影響で予定を一部変更して開催された。

 丸太切り用や木工クラフト用の木材は、「AGFブレンディの森」群馬の活動でAGF社員が切り倒したスギの間伐材を使用した。

 丸太切り体験では、父と子どもがペアとなり、大型の二人挽き用ノコギリを使って息を合わせて挽き、細川選手が子どものサポート役を務めることで交流。14組28人のペアが交代で挑み、挽きながら今にも丸太が切り落とされそうになる光景を目の当たりにした子どもからは自然と笑みがこぼれ、また、切り落とされるたびに周囲から拍手が起こるなど、終始ほんわかした雰囲気に包まれた。

木工クラフトでバスケットコートの再現に挑む親子
木工クラフトでバスケットコートの再現に挑む親子

 輪切りされた間伐材を台座に、とりどりの木の実や葉っぱをホットボンドで接着してフォトフレームや作品を自由に創作する木工クラフトにも親子ペアで挑んだ。

 完成作品の中には、参加者の多くが群馬クレインサンダーズのファンということもありバスケットコートをイメージしたものが散見された。

 昼食は、細川選手の「いただきます」の発声に全員で声を揃えてから食べ始める。食後には細川選手が即興で自身に関するクイズを出題するなどしてファンとの距離を縮めていった。個別に記念撮影を求める参加者にも快く応じていた。

お昼に「いただきます」の挨拶をする細川一輝選手(左奥)と池田親平アシスタントコーチ兼スキルコーチ(右奥)
お昼に「いただきます」の挨拶をする細川一輝選手(左奥)と池田親平アシスタントコーチ兼スキルコーチ(右奥)

 取材に応じた細川選手は「ファンの方となかなか触れ合う機会がないため、自分が応援されている気持ちにもなり“楽しい”と思いながら参加できた。再びこのような機会をいただければ、その時は、もう少し会話をしてコミュニケーションしていきたい」と語る。

 群馬クレインサンダーズを運営する群馬プロバスケットボールコミッションは、太田市と地域活性化に関する包括連携協定を締結し2021年7月にホームタウンを前橋市から太田市に変更した。

 昨年7月には同じく太田市に東の生産拠点を構えるAGFと2024-25シーズンのオフィシャルパートナー契約を締結した。

 今回のイベントはオフィシャルパートナー契約に基づくものとなる。

 これまで群馬クレインサンダーズではファンと直に接する機会が少なかったことから、細川選手は今後のAGFとのファンづくり活動について「選手とファンの距離が近くなると、我々ももっと頑張る気持ちになれて、ファンの方たちももっと応援したい気持ちになって下さると思う。今後もこのような機会をいただければ、もっといい関係が築けるはず」と期待を寄せる。

味の素AGFの中澤正規執行役員
味の素AGFの中澤正規執行役員

 群馬プロバスケットボールコミッションの阿久澤毅社長も「このような企画ができたことを大変嬉しく思う」と笑みを浮かべる。

 一方、「細川選手と池田アシスタントコーチが物凄くフランクで目線が低くて有難かった」と感謝の意を表するのは、AGFの中澤正規執行役員。

 イベントを通じたファンづくりについては、特に次世代ユーザーとの接点に期待を寄せる。

 「コーヒー中心の会社であるため10代や学生の当社に対する興味関心や認知は決して高いレベルではないというのは重々自覚している。ファンづくりというのは一朝一夕にできるものではなく、今回のイベントで、群馬クレインサンダーズさまやお父様との記憶の片隅にAGFの名前を留めていただき、受験勉強の際に思い出して当社の製品を飲んでいただけたら有難い」との考えを明らかにする。

 お互いのファンづくりに向けて、共通の土台となるのは環境・地域貢献。イベント冒頭では、「AGFブレンディの森」群馬の活動内容を伝える動画を放映し森の土壌に光を入れる間伐の必要性などを伝えた。

左から丸太切り体験した群馬プロバスケットボールコミッションの阿久澤毅社長と前橋市議会議員の阿久澤萌氏
左から丸太切り体験した群馬プロバスケットボールコミッションの阿久澤毅社長と前橋市議会議員の阿久澤萌氏

 来賓挨拶した前橋市議会議員の阿久澤萌氏も「今回のイベントを通じて森の大切を皆さんと一緒に楽しく学んでいきたい」と呼びかける。

 AGFグループは、気候変動への対応、森林整備・水資源の保全、資源循環型社会実現への貢献、持続可能な原料調達、ココロとカラダの健康の5つをサステナブルの取り組みの重要課題と位置づけ、森林整備・水資源の保全の取り組みとして生産拠点のあるAGF鈴鹿(三重県)とAGF関東(群馬県)周辺で「AGFブレンディの森」森づくり活動を実施している。

 「AGFブレンディの森」群馬は、AGF関東で使用する水の源である荒砥川(あらとがわ)源流域の群馬県前橋市三夜沢町赤城山南陸に位置し、総面積は11.44ヘクタール。東京ドーム約2.5個分の広さとなる。

 2015年5月に活動を開始し、ここに毎年、年4回程度、社員が訪れパートナーとともに森や水源を守る活動に従事している。

6月15日、サンデンフォレストで開催された父の日イベントの参加者
6月15日、サンデンフォレストで開催された父の日イベントの参加者

 主な活動は、間伐や下草刈りで森の地表に太陽の光が直接入るようにして強い土壌をつくっているほか、獣害防護ネットを張り、木の皮などを食べ尽して荒らすシカやイノシシなどの侵入を防いでいる。
 沢・小川の整備も行い、降雨時に堆積する倒木や落ち葉などの除去に取り組んでいる。
 これまでに延べ29回実施し、延べ人数で約1600人が参加した。

 これまでの活動内容について、パートナーの赤城南麓森林組合の石塚征人理事兼事業部部長は「整備はだいぶ進んでいる。AGFさまは真面目な会社で、一緒にやっていて気持ちがいい。我々もそれに合わせてなるべく協力したいという気持ちにまでなる。毎回、目標をもってやられており、必ず1つの仕事をやり遂げられる」と振り返る。

講師役を務めるサンデン総務本部施設管理セクションECOSチーム(サンデンフォレスト森林管理活用部門)の柴崎薫氏(中央奥)
講師役を務めるサンデン総務本部施設管理セクションECOSチーム(サンデンフォレスト森林管理活用部門)の柴崎薫氏(中央奥)

 今後も環境・地域貢献の輪を広げていく。

 今回、サンデンの協力も得て、サンデンの施設をイベント会場にしたほか、木工クラフト体験では、サンデン総務本部施設管理セクションECOSチーム(サンデンフォレスト森林管理活用部門)の柴崎薫氏が講師役を務めた。

 今後について、AGFの中澤執行役員は「パートナーを結ぶにあたっては志が同じであることが大前提。群馬クレインサンダーズさまは、太田市に拠点を置きSDGsや地域貢献という観点で志が同じであることからパートナーシップを結ばせていただいた。今後、スポーツや教育などの施設・企業・団体とコラボしながら複数社で寄り添いながら力を合わせていきたい」と意欲をのぞかせる。

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