20 C
Tokyo
18.8 C
Osaka
2025 / 12 / 01 月曜日
ログイン
English
加工食品油脂日本マーガリン工業会 新会長にADEKAの城詰社長 変化ニーズ捉えた価値提供を
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

日本マーガリン工業会 新会長にADEKAの城詰社長 変化ニーズ捉えた価値提供を

日本マーガリン工業会はこのほど、都内で定時総会を開き、ADEKA社長の城詰秀尊氏を新会長に選出した。

総会後の懇親会で城詰会長は、「輸入原材料に依存する油脂産業としては、国際情勢の変化に一層留意することが重要」と強調。加工油脂製品の安定供給と消費者ニーズに応じた価値ある製品の提供に取り組む考えを示した。

近年はインバウンド回復などにより、土産品や外食の需要は伸長傾向にある。一方で2024年の食用加工油脂の総生産量は前年比1・6%増の約57万トンにとどまり、コロナ禍前の約65万トンには依然届いていない。

来賓あいさつで農林水産省の宮浦浩司・大臣官房新事業・食品産業担当総括審議官は、「商慣行や価格設定を含め業界は変化している。販売側を含めた関係構築が持続可能な食料供給にとって重要」などと述べた。乾杯のあいさつで副会長の大森達司氏(不二製油社長)は、「大阪・関西万博には会員企業も多数出展しており、これを機にマーガリンを使った土産菓子やパン食が全国に広がることを期待する」と語った。

同日行われた役員改選では、副会長・常任理事に沢村孝司氏(日油社長)および管野清幸氏(月島食品工業社長)が就任した。常任理事には柏原章人氏(J―オイルミルズ執行役員)、理事には八尾文二郎氏(明治副社長)がそれぞれ選任された。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点