アサヒビールが販売するプレミアムイタリアンビール「ペローニ ナストロアズーロ」は、飲食店での特別な飲用体験を通じて日本市場におけるブランド力強化を図る。
ペローニは、1963年にローマで誕生。バランスがとれた苦味と柑橘類のスパイシーな香りに加え、キレの良さとすっきりとした後味が特長だ。18年からアサヒビールが国内販売を開始し、約5800店舗で提供されている。
イタリアのファッションブランドDIESELが運営する東京・渋谷のレストラン「Cucina Diesel Farm」とのコラボイベント「THE HOUSE OF PERONI EXPERIENCE」を、5月15日~6月15日にかけて展開中。
「ローマの暑い夏に飲みやすいビールとして開発されたペローニは、日本の長く暑い夏にもぴったり。現在70か国以上で販売されており、このうち日本市場はいずれトップ5に入るものと確信している」。16日のメディア体験会で、アサヒビールのグローバルビアブランド室長・ニコラス・ラークワージー氏=写真㊧=が述べた。
ブランドロゴを記載したテーブルクロスや装飾物などにより内装した空間で、「ペローニ」をイタリアの郷土料理とともに提供。ブランドの世界観に浸りながら、本場の食スタイルを楽しむことができる。

会期中に提供するペローニは、爽やかな味わいを一層引き立てるために、グラスに直接シトラスの香りを吹きつける“プロフューモ”という手法を採用。ソースにペローニを使用した限定コラボメニュー「和牛のコートレッタ with ペローニスペシャルソース」とのペアリング体験に加え、イベント限定のコースターやグラスを提供する企画も実施中だ。
プロフューモは、これまで欧州でのイベントなどで提供されてきたスペシャルな取り組み。
「日本人は『ひと手間』など体験価値の文脈を重視する。受容性の高い柑橘系の香りで、イタリアの雰囲気を伝えられると考えた」(ペローニブランドマネージャー 相川賢太郎氏=上写真㊨)。
今後はブランドの認知拡大や特別な飲用体験の提供を目指し、全国各地の飲食店へプロフューモの導入提案を強化。10万人規模の体験機会創出を図る。
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