ファミリーマートは、ゴディバ ジャパンとコラボした新作フラッペ2品を、4月29日から全国発売する。コラボ5年目の今年は、ソースとアイスの2層構造に進化。「ワンコインで手軽に楽しむ上質なスイーツ」として、夏のクールダウンやご褒美需要に応える。期間中の販売目標は450万杯を掲げる。
4月24日の発表会で商品本部FF部の高倉一真部長は、「当社のフラッペは特に大型連休や週末に伸長し、気温が25度を超えると需要が高まる傾向にある。今年もゴールデンウィークの波に乗って売上を伸ばしたい」と意欲をのぞかせる。
ファミリーマート店内に設置されたコーヒーマシンのミルクで作る「FAMIMA CAFÉ」のフラッペシリーズは2014年の発売開始以来、累計販売数3・1億杯(25年3月末時点)を突破した。同社のレジ横コーヒーの客層は30~50代男性が中心なのに対し、フラッペは30~50代女性が多い。また、コーヒーは朝の時間帯がピークなのに対し、フラッペは夕方から夜にかけて購入する人が多く、週末や連休に伸長する点も特徴だ。単品購入のほか、夕飯までの小腹満たしに菓子やパンなど軽食と一緒に買う人も多いという。
「ゴディバ Wチョコレートフラッペ」(税込498円)は今年新たにチョコレートソースを加え、チョコチップを昨年比で2倍に増やすことで飲み応えのある仕立てにした。

「ゴディバ ストロベリーチョコレートフラッペ」(同)は、昨年比で1・4倍の苺ソースを加え、チョコアイスとチョコチップ、苺果肉の甘酸っぱさのバランスを追求した。
同社は24年度から「スイーツのファミマ」を掲げ、チルドデザートに限らず菓子や酒類、パン、フラッペも広くスイーツと捉えた戦略を強化している。
手応えについて高倉部長は「例えばチーズやチョコレートなど、同じテーマに沿った商品をデザート・パン・アイス・菓子などで横断的に展開するため、お客様の買い回りが非常に高まっている。新たな価値を提供するとともに、売上としても大きく広く獲得することができている」と語った。
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