第50回目の節目を迎えるアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN2025」が3月11~14日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される。世界60か国以上が参加する海外パビリオンにおいて、イタリア大使館貿易促進部は今回も「イタリア館」を最大規模のスペースで運営。約190社の現地企業が地域色豊かな製品を多数出品するほか、豪華シェフ講師陣によるクッキングデモンストレーションも行われる。
伝統の特産品から新製品まで
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イタリア全20州からフレッシュチーズ、オリーブオイル、ワインなど伝統的な特産品から新製品まで多種多様なラインアップが揃う。「各コーナーやブースにはイタリア食材に精通した企業・スタッフが常駐。試食に加えてコミュニケーションも積極的にとっていただき、製品について深掘りしていただければ」(イタリア大使館貿易促進部)。
今年もクッキングデモンストレーションが充実。ユネスコ世界無形文化遺産に登録申請中の「イタリア料理」を様々な形で紹介するため、豪華なシェフ陣による調理実演と試食を実施。イタリア大使館貿易促進部は「来場者にとって有益な場でありたいと考えている。今回、飲食店向けにはプロのレシピを、流通・小売店の方向けには家庭で作れるレシピをそれぞれ紹介し、対象顧客のニーズに沿った提案を予定。いずれも著名なシェフが自信を持っておすすめする内容」とアピールする。
「イタリア産チーズ特設コーナー」はDOP製品(保護原産地呼称)を主体に豊富な種類を展示。良質ながら日本ではまだ流通量が少ないイタリアチーズも紹介する。
ピッツァコーナーでは、ユネスコ無形文化遺産に登録されている真のナポリピッツァの技法を披露。2年ぶりとなるピンサコーナーは近年話題の「ピンサ・ロマーナ」の生地や調理方法に注目が集まる。両コーナーで25社から製品を集めた。
例年盛況のカフェコーナーではバリスタがイタリアンエスプレッソを解説。8メーカーが自慢の豆をはじめ植物性ラテやはちみつも紹介する。
一方、南ホールで開催される「FOODEX WINE」でも10点のイタリアワインが試飲できる予定。ワインセミナーには現地企業が参加する。
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