8.2 C
Tokyo
7 C
Osaka
2025 / 12 / 04 木曜日
ログイン
English
流通・飲食春夏九州国分フェスタ 地域密着が強み エリア深耕の取組み紹介
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

春夏九州国分フェスタ 地域密着が強み エリア深耕の取組み紹介

国分九州は2月5日、福岡市のホテルオークラ福岡で「2025(春夏)九州国分(K&K)フェスタ」を開催。小売流通業や卸売業、料飲店などの酒類関係者および九州管内の主要企業約550人が来場した。今回のテーマは「新たな価値創造を国分九州と」。出展メーカー数は食品135コマ、酒類86コマ、低温(フードサービス、ナックス・青果を含む)73コマの294コマ。なお、今回はホテルの3階と4階の2層を使用して同社の幅広いカテゴリーを存分にアピールした。

地域共創ブースでは「自治体との取り組み」「KK商品開発連携」「商品開発サポート」をテーマに福岡市内農産物のブランド化プロジェクト、五島手延うどんの伝統の継続に向けた取り組み、熊本県不知火地区の過疎化救済に向けた課題解決など国分九州の行っている事例を展示。企画ブースでは2025年の注目ワードとして「人手不足対策」「防災対策」「インバウンド消費」「昭和100年」「シニア」「紅茶」に着目。各々のキーワードに特化した近年のトレンド分析や商品展開を紹介した。

また食に特化した国内最大級のWEBメディアmacaroniを活用したデジタルマーケティング、子育て層に対する食事サポートを提案するベビーフード、女性のライフステージに応じた商品やサービスを訴求するフェムケア(「Female(女性の)」×「Care(ケア)」を組み合わせた造語)を提案した。

食品では強化カテゴリーの乾麺を訴求するそば企画の「夏こそそば!『そば』を食べて健康に夏を乗り切ろう!」や酒、日本茶、紅茶や珈琲などペアリングに合う菓子をテーマごとで紹介する菓子企画の「新たな菓子販売を国分九州と」、サイドネットや売場のスキマを活用するスキマ企画を提案。

そのほかにも乾麺関連販売のクロスMD提案をはじめ酒類では「お酒とおつまみ」の新しい括りでトレンドとなっている冷凍カテゴリーをさらに活性化する「ねむり姫」の売場提案や焼酎処として知られている九州の焼酎メーカーとのサステナブルな取り組み、九州エリアのオリジナル商品などを数多く展示し会場は来場者で盛況を博していた。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点