国分九州は2月5日、福岡市のホテルオークラ福岡で「2025(春夏)九州国分(K&K)フェスタ」を開催。小売流通業や卸売業、料飲店などの酒類関係者および九州管内の主要企業約550人が来場した。今回のテーマは「新たな価値創造を国分九州と」。出展メーカー数は食品135コマ、酒類86コマ、低温(フードサービス、ナックス・青果を含む)73コマの294コマ。なお、今回はホテルの3階と4階の2層を使用して同社の幅広いカテゴリーを存分にアピールした。
地域共創ブースでは「自治体との取り組み」「KK商品開発連携」「商品開発サポート」をテーマに福岡市内農産物のブランド化プロジェクト、五島手延うどんの伝統の継続に向けた取り組み、熊本県不知火地区の過疎化救済に向けた課題解決など国分九州の行っている事例を展示。企画ブースでは2025年の注目ワードとして「人手不足対策」「防災対策」「インバウンド消費」「昭和100年」「シニア」「紅茶」に着目。各々のキーワードに特化した近年のトレンド分析や商品展開を紹介した。
また食に特化した国内最大級のWEBメディアmacaroniを活用したデジタルマーケティング、子育て層に対する食事サポートを提案するベビーフード、女性のライフステージに応じた商品やサービスを訴求するフェムケア(「Female(女性の)」×「Care(ケア)」を組み合わせた造語)を提案した。
食品では強化カテゴリーの乾麺を訴求するそば企画の「夏こそそば!『そば』を食べて健康に夏を乗り切ろう!」や酒、日本茶、紅茶や珈琲などペアリングに合う菓子をテーマごとで紹介する菓子企画の「新たな菓子販売を国分九州と」、サイドネットや売場のスキマを活用するスキマ企画を提案。
そのほかにも乾麺関連販売のクロスMD提案をはじめ酒類では「お酒とおつまみ」の新しい括りでトレンドとなっている冷凍カテゴリーをさらに活性化する「ねむり姫」の売場提案や焼酎処として知られている九州の焼酎メーカーとのサステナブルな取り組み、九州エリアのオリジナル商品などを数多く展示し会場は来場者で盛況を博していた。
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