ピエトロ自社農場で「野菜塾」 児童ら収穫・調理体験 不揃い品をおいしく

ピエトロは12月14日、能古島(福岡市西区)の自社農場「のこベジファーム」で応募した小学生1~6年生および保護者の計20人を対象に「野菜塾」を開催した。

当イベントは「~でこぼこ、大きい、小さい、個性派揃いのお野菜たち~野菜を楽しく食べよう」がメーンテーマ。形や大きさが異なる「規格外」や「不揃い」として市場に出回らない食材について味には関係なくおいしく食べられることを学んでもらい、「食」の楽しさを伝えることを目的に今回初めて行われた。

当日は2チームに分かれてかぶと大根を交互に収穫。続いてピエトロシェフが切り方をレクチャーした後、親がサポートしながら児童たちが野菜を食べやすい大きさに切りその野菜を使って調理した「根菜ミネストローネ」を実食した。

その前後には野菜に関するクイズやゲームを行い、お土産には当日に収穫したかぶや大根、のこベジファームで採れた野菜やピエトロ商品がもらえる盛り沢山の内容となった。

野菜をカットする児童ら - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
野菜をカットする児童ら

野菜塾に参加した児童たちは市場に出回っていないが食べられる野菜について学び、収穫の感動や自分で料理をつくり、自ら調理した料理を喫食。楽しく、大満足している様子が垣間見られた。

野菜塾に同席したピエトロの高橋泰行社長は「子どもたちに大自然の下で野菜を採ることや料理を作ることの素晴らしさや楽しさを学んでもらい、食べることに対して感謝する気持ちを育む機会を提供していきたい」と語った。

ピエトロでは引き続き食の大切さや喜びを学ぶことのできる場の創出や啓蒙に努めていく意向だ。