片岡物産のココアブランド「バンホーテン」が、夏の暑さにも関わらず、3-7月の累計出荷金額で2桁増を記録した。
ブランド成長の牽引役は、「バンホーテンの腸活ココア」(以下、腸活ココア)と「バンホーテンの快眠ココア」(以下、快眠ココア)の機能性表示食品のココア。特に好調なのが「腸活ココア」で現在も2ケタ増を維持している。
「SNSでの発話によって需要が急増する、という流れは落ち着いているが、『腸活ココア』は全国的に連日猛暑日を記録している8月も好調を維持している」(片岡物産)と説明する。
「腸活ココア」の好調要因の1つに、“腸内フローラを改善しお腹の調子を整える”機能がシンプルな原材料で担保されていることが挙げられる。
トライアルから機能を実感しリピートにつながっている模様で、このリピート数の増大がココア需要の閑散期にあたる夏場の需要を押し上げていると推察される。
需要期となる冬場に向けては、機能性表示食品全体を強化していく。
昨年好評だった、声優の梅原裕一郎さんを起用したデジタル施策で「快眠ココア」の訴求を検討。「快眠ココア」では、睡眠の質を高めたいと考えている消費者をターゲットとしている。
「『快眠ココア』のターゲットになり得るゲームユーザーやPC・スマートフォンの使用頻度が高い方と声優はとても親和性がある。昨年は、インパクトのある動画で、商品やブランドの認知拡大の結果につながったことから、今年も検討していく」と語る。