スーパー、コノミヤ(大阪市)の取引先によるコノミヤ会の総会が12日、リーガロイヤルホテル大阪で開かれ、関係者約500人が参集した。
あいさつに立った加藤和弥会長(加藤産業社長)は「コロナ禍以降のこの4年半、世の中は大きく変わった。その激しい変化の中でコノミヤは順調に成長し、グループの店舗は100店を超えられた。外部環境だけでなく、社内も少しずつ変わってきたと感じる。芋縄社長に対し芋縄常務が鋭いパスを出し、それを社長がゴールするという連携が強化されたこの数年ではなかっただろうか。市場環境が厳しさを増す中、われわれがその連携をどれだけ支えられるかが大事なポイントになる」と述べた。
総会の最後に登壇した芋縄隆史社長は「今期も大きく成長することができた」とこの1年を振り返った。昨年9月に京都府福知山市のNISHIYAMAが運営する3店舗を引き継ぎ、グループ化。さらに、グループだった岐阜のエスアンドエスを合併した。
新店は昨年11月に鶴橋駅前店(大阪市東成区)、今年4月に城西店(名古屋市西区)をオープンしたほか、8月にはライフコーポレーションから引き継いだ堺インター店(堺市西区)の開店を予定する。また、昨年9月には岐阜県可児市に畜産のプロセスセンターを開設するなど、PC化を進める。
芋縄社長は「近畿だけでなく東海でも正月3日間の休みを4日にしたり労働時間を短縮したりと業務面を改善し、従業員の満足度向上を図っている。少子高齢化や人口減、物流や原料高など多くの問題がある中、今後も力強い支援をお願いしたい」と力を込めた。