国内産米粉促進ネットワーク(米粉ねっと)は5月9日、「24年度通常総会」を開催し、萩田敏理事長が再選した。
副理事長、専務理事は新任でそれぞれ高橋雅彦氏、横田祥氏を選出。24年度は米粉麺の普及推進に向け、ニーズに合った米粉麺商品の開発を進めるとともにレシピ提案も行う。また米粉関連の相談窓口の充実化や、SNSを使った米粉レシピや情報の発信、関係機関や事業者らの意見を聞きながら米粉の用途別基準の見直し検討、料理教室の開催などを計画している。
萩田理事長は「近年、食料安保や自給率向上への関心が高まり、さらに小麦などの国際穀物価格の高騰と円安影響、グルテンフリー食品など健康意識の高まりから米粉への関心が集まっている。これまで米粉を扱っていなかった大企業参入のニュースも聞かれるようになった。また米粉麺の製造技術向上により、ラーメン、焼きそば、うどん、そば風味からパスタ、フォー、ビーフンまで加工の幅が広がっている。乾麺、生めん、インスタント麺、カップめんなどの商品展開も可能だ。本総会では米粉麺の普及に向けた取り組みを重点項目として提案したい」と話した。