「キレートレモンMUKUMI」がテーマパーク周辺立地で回転好調 顔のむくみにフォーカスした機能が一因か?

 ポッカサッポロフード&ビバレッジの「キレートレモンMUKUMI」(以下、MUKUMI)が、テーマパーク周辺の駅近くのロケーションでの回転が好調という。

 取材に応じた高井朋子マーケティング本部ブランドマネジメント部アシスタントマネージャーは「テーマパークの近くの駅のロケーションは、他のロケーションと比較して週販が1桁違うほど『MUKUMI』が顕著に売れている」と語る。

 「MUKUMI」は“一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減する”機能性表示食品。この“顔のむくみ感”にフォーカスした機能が支持され、2022年8月の発売開始以降、伸長を続ける。

 テーマパークでは記念撮影の機会が多くなることから、その周辺ロケーションでは「MUKUMI」のヘルスクレームがとりわけ支持を集めているとみられる。

 「写真を撮られる機会が増えるため、その事前準備として『MUKUMI』を飲みたいという気持ちが高まるのではないか」と推察する。

 テーマパーク以外でも、大切な予定の前夜や当日の朝に飲まれる傾向が高いという。
 「人に顔を見せる予定がある、重要なプレゼンがあるといった時に飲んでいただいているようだ。推しに会う前に万全の状態で臨みたいという“推し活”需要もある」と語る。

 レモンの強みを活かした唯一無二の機能性表示食品である点も好調要因に挙げる。
 「レモンの酸味でリフレッシュしながら顔のむくみ感を軽減できるという機能が消費者のニーズに刺さっている」とみている。

 夜のルーティーンとしての飲用を訴求する動画広告も奏功している模様。
 「ユーザーの方が自ら『MUKUMI』を飲んでいることを知らせたり、おすすめしたりする投稿が増えている。動画広告の飲用シーンに共感していただいたことが一因」とみる。

 今後はさらに配荷の拡大を目標とする。「コンビニでも、ドラッグストア等でもまだ伸びしろがある商品。レモンの価値を丸ごと体感できる商品はなかなかないため、引き続き注力していく」。