日本豆乳協会調べでは今年1~3月期の豆乳類全体の生産量は前年同期比99.1%の9万224㎘と回復傾向を示した。
品目別の「豆乳(無調整)」は102.2%の2万9千764㎘と引き続き増加傾向となった。そのほか「調製豆乳」は99.6%の4万3千975㎘とほぼ前年並みで推移し、「果汁入り豆乳飲料」は3千291㎘(92.5%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は1万258㎘ (90.9%)と前年同期をやや下回るものの、全体としては回復基調がみられた。また、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーは2千937㎘(101.2%)とプラスで推移した。
豆乳協会では今年1~3月期の生産実績について、「生活者が豆乳の特長や成分の優位性に触れる機会が増えたことが後押しとなり、今期も『豆乳(無調整)』の愛飲者のリピート購入が増え、特に1~3月期においては季節柄、豆乳鍋やシチューなどの料理需要が拡大したことが増加の要因になった。
また、『豆乳(無調整)』は、ECサイトでの箱買いをはじめスーパーでの1ℓパックの購入、テレワークの減少に伴うコンビニでの購入者が増加傾向にある。加えてアフターコロナとなったことから、外食需要が回復していることも起因し、業務用を用途とする『その他』においても回復基調だった」と捉えている。