東洋ライスの雜賀慶二社長はこのほど、令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で科学技術賞(技術部門)を受賞した。「白米と同じように炊きやすく食味の良い玄米の開発」に対する受賞。
同社は受賞にあたり、以下のコメントを発表した。
「この度受賞したのは、従来玄米の炊きにくさ・食べにくさの原因である米粒表面のロウ層を均等に除去する加工技術。同技術を用いて玄米の栄養と白米の食べやすさを両立した『金芽ロウカット玄米』を2015年に発売した。米カテゴリーは差別化が難しく価格競争も厳しいが、同商品は1㎏当たり600円以上の高価格で安定的に売れている。粗利も確保できるため量販店の評価が高い。類似商品も作られており、『食べやすい玄米』という新たな市場を創り出した」。