10.4 C
Tokyo
9.6 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
流通・飲食旭食品 故・竹内相談役「役に立ってこそ」

旭食品 故・竹内相談役「役に立ってこそ」

既報の通り、旭食品の竹内克之相談役が19日死去した。1945年6月生まれ。69年、旭食品に入社。76年に取締役、その後、常務、副社長を経て95年6月、第4代社長に就任。創業3代目(克之氏、康雄氏、成雄氏)による、「新三役体制」がスタートした。

酒類卸のM&Aや生産拠点の拡大などを進め、創業80周年の2003年にはグループ売上高3千500億円を達成。社長在任中に、中期経営計画「R-21」を策定した。この「R」とは、坂本龍馬とRenovationを意味する。後に「龍馬が生きていたら、どんな戦略を立てるだろうかと、喧々諤々しながらビジョンを作った」と振り返っていた。

16年に次男の孝久現社長が就任。以降は相談役として、現世代の「三役」を支えてきた。その年の全国旭友会では「企業も人も生き物である。役に立ってこそ存続できる」と後進に呼びかけた。後日、お別れの会を開く。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。