8.9 C
Tokyo
13.3 C
Osaka
2025 / 12 / 08 月曜日
ログイン
English
流通・飲食旭食品 故・竹内相談役「役に立ってこそ」

旭食品 故・竹内相談役「役に立ってこそ」

既報の通り、旭食品の竹内克之相談役が19日死去した。1945年6月生まれ。69年、旭食品に入社。76年に取締役、その後、常務、副社長を経て95年6月、第4代社長に就任。創業3代目(克之氏、康雄氏、成雄氏)による、「新三役体制」がスタートした。

酒類卸のM&Aや生産拠点の拡大などを進め、創業80周年の2003年にはグループ売上高3千500億円を達成。社長在任中に、中期経営計画「R-21」を策定した。この「R」とは、坂本龍馬とRenovationを意味する。後に「龍馬が生きていたら、どんな戦略を立てるだろうかと、喧々諤々しながらビジョンを作った」と振り返っていた。

16年に次男の孝久現社長が就任。以降は相談役として、現世代の「三役」を支えてきた。その年の全国旭友会では「企業も人も生き物である。役に立ってこそ存続できる」と後進に呼びかけた。後日、お別れの会を開く。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。