日本緑茶センターが2月9日から発売している「フックティー ジャパンキャットカフェ(煎茶)」がインバウンド需要を獲得して好調に推移している。同商品は、ティーバッグのタグをカップのふちにかけて抽出する「フックティー」ブランドの春の新商品となる。
「フックティー」は、猫やイルカなどの生き物がお茶から顔を出すようなデザインのティーバッグが特長。新商品は、同ブランド初の煎茶で着物を着た猫のイラストがあしらわれている。
特に好調なチャネルは、海外からの観光客が多い都内のデパートや空港、観光地。「観光客増加の時流に合わせて伸長している。猫や犬など動物のイラストがついた『フックティー』は、日本の“カワイイ”文化を象徴するアイテムとして以前から関心が高い。海外の展示会やHPで興味を持たれることもあり、国外にも出荷している」(日本緑茶センター)と説明する。
「フックティー」の中でも、猫のイラストがついた「キャットカフェ」シリーズは特に人気で猫好きな人へのプチギフトとしても多く利用されているという。
ブランド最大の特長であるティーバッグのデザインで、お茶の味わい以外の価値を提供。「『ティーバッグに描かれた動物の着せ替えができる』『デザインがかわいい』といった、新たなストーリーと価値を持つ商品として楽しんでいただいている。お茶を飲むという行為に、プラスワンの楽しみ方を提案する」。
2月22日「猫の日」には、猫の本と一緒に書店にも導入された。
今後はさらなる販路拡大も検討する。「食料品店だけでなく雑貨としても広く販路開拓を検討している。オリジナル商品だけでなく、OEMにも対応していく」と語る。