カゴメは、このほどブルーダイヤモンドグロワーズ社(Blue Diamond Growers社)と、アーモンドミルクブランド「アーモンド・ブリーズ」の国内での製造・販売に関するライセンス契約を締結し、9月から製造・販売を開始すると発表した。
ブルーダイヤモンドグロワーズ(本社・米国カリフォルニア州)は世界最大のアーモンド加工販売企業で、約3千軒の契約農家からアーモンドを調達し、加工して世界に供給している。1910年に農業協同組合として設立されて以来、アーモンド産業の拡大を牽引している。
カゴメは「トマトの会社から野菜の会社に」を長期ビジョンとして掲げ、野菜のほか、大豆やアーモンドなどの植物性素材も成長領域として捉えており、大豆を活用したカレーやパスタソース、シリアルなどの市場浸透にも取り組んでいる。
今回のライセンス契約も、植物性素材を活用した商品の拡充による成長戦略の一環として位置付けており、ブルーダイヤモンドグロワーズ社の畑や契約農家を大切にする企業姿勢や、アーモンドの品質に対するこだわりを持っている点に関して考えが一致した。
今後は、カゴメの開発、マーケティング、営業などを生かし、「アーモンド・ブリーズ」のおいしさや健康価値、また同社および契約農家のアーモンドへの想いを多くの生活者に届けることで、日本のアーモンドミルク市場において新たな需要創造を目指す。