三井農林は2月26日、「日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ」シリーズから「アイスアールグレイ」を新発売して同シリーズで初めてアイス飲用需要の獲得に挑む。
「ミルクとけだすティーバッグ」は、茶葉とミルクが一体となった日本初となる新型ティーバッグ。ティーバッグ内にミルク成分であるクリーミングパウダーと茶葉が入っており、お湯を注ぐだけで茶葉本来の香りや砂糖不使用のミルクティーが味わえる点が特徴となっている。
「アイスアールグレイ」は、専用のクリーミングパウダーと紅茶、紅茶エキスを組み合わせた新設計で、水を注いで2分でアイスミルクティーが完成する。2分以上時間をかけた抽出で濃いめの味わいも楽しめる。
開発を担当した作田祥司企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室室長は「『ミルクとけだすティーバッグ』では今まで秋冬中心のアイテムを取り揃えており、今回、夏場の需要にお応えできるアイテムをぜひ投入していきたいと考え開発に着手した」と振り返る。
味わいについては「夏場にすっきり飲んでいただけるように仕上げた。ただ、すっきりではあるが、決して薄くはなく、飲用地にさわやかな柑橘系のアールグレイや紅茶の香りが感じられるようになっている」と胸を張る。
同社ではかねてから、ティーバッグを使ったアイス提案として「日東紅茶 水出しアイスティー」シリーズを展開している。
水出し抽出に2時間以上冷蔵庫で冷やす必要のある「水出しアイスティー」との違いについては設計思想を挙げる。
「『水出しアイスティー』は止渇性に重きを置きたっぷり作るのに適した設計になっている。量が多いため抽出時間を長くなっている。一方、『ミルクとけだすティーバッグ』は嗜好性を重視し、時間をかけずに楽しんでいただけるように設計している」と説明する。