ネスレ日本は好調に推移しているスティックブラック商品の勢いを加速させる。
スティックブラックはブラックコーヒーが1杯分ずつ楽しめるもので、近年の市場拡大を受けた動きとなる。
「ネスカフェ」と「スターバックス」の2ブランドでスティックブラック市場に挑む。
「今後は『ネスカフェ』トータルでもスティックブラックにより力を入れ、新規ユーザーの獲得を目指す。『スターバックス』ブランドでは、昨秋発売して好調に推移している『カフェ モーメント』のスティックタイプを投入して新規ユーザーの獲得や杯数のアップを狙う」(ネスレ日本)という。
「ネスカフェ」では、23年3月に発売した「ネスカフェ 香味焙煎 スティック ブラック」が特に好調に推移。
「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」から昨春に発売した「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス スティックブラック」(14P)も「大きく成長している」。
3月1日に新発売した「スターバックス カフェ モーメント スティックブラック アソート」は、スターバックス家庭用コーヒー商品では初の瓶入りタイプのブラックコーヒー「スターバックス カフェ モーメント」をスティックブラック化したもの。
「スムース」と「ブライト」の2種類をアソートしている。
同社によると、スティックブラック市場は2023年、金額ベースで前年比7%増と推定。
「便利な個包装タイプで、1杯ずつ新鮮に楽しむことができることが特長。主要購買層は30-40代、インスタント・ソリュブルコーヒーカテゴリー全体の購買者層と比較すると、若年層が多い」とみている。