12.4 C
Tokyo
10.1 C
Osaka
2025 / 12 / 09 火曜日
ログイン
English
飲料系飲料ビタミン炭酸飲料「マッチ」ゼリー飲料市場に挑戦 オリジナルフレーバーの「マッチゼリー」食物繊維入りで5年ぶり再登場

ビタミン炭酸飲料「マッチ」ゼリー飲料市場に挑戦 オリジナルフレーバーの「マッチゼリー」食物繊維入りで5年ぶり再登場

 大塚食品は、ビタミン炭酸飲料「マッチ」ブランドで拡大するゼリー飲料市場に挑む。

 ゼリー飲料市場はコロナ禍に見舞われた2020年に一度落ち込みをみせたものの、以降、回復し再び拡大基調にある。

 インテージSRI+によると2023年(1-12月)ゼリー飲料市場の販売金額は前年比9.9%増の990億円。

 パウチ容器入りが市場のほぼ全てを占める中、ペットボトル(PET)でパウチゼリー飲料棚にも提案していく。

 3月25日に発売開始されるのは「マッチゼリー」(260gPET)。

 「マッチゼリー」は近年、フルーツフレーバーを展開し売上げを伸ばしている。今回、好調な「マッチ」本体(オリジナル)との相乗効果を図るべく、「マッチ」オリジナルフレーバーとして5年ぶりに再登場させる。

 再登場にあたり、中身・パッケージともに刷新。

 中身は、小腹満たしのシーンでより飲まれていることを受けて、新たに食物繊維を入れ、これに伴い処方を変更した。1本で1日分のビタミンが摂れる設計にもなっている。

 開発について、3月5日発表した堀内雄大製品部マッチ担当PMは「食物繊維を入れることで風味としては香りが感じにくくなってしまうことから『マッチ』の爽やかな香りを感じていただくためにゼリーの硬さと風味を一から検討し直して開発した」と振り返る。

 パッケージは、黄色をベースにした前身商品のデザインを改め、「マッチ」本体との親和性を高めた。「『マッチ』本体と双方向にトライアルを獲得していくことを狙った」という。

 販売チャネルは自販機をメインに徐々に小売店への導入が広がっている。

 今回、新たに提案するパウチゼリー飲料棚での勝算については「ゼリー飲料は小腹満たし・食事代替として短時間に飲まれるカテゴリー。そこへ小型PETの『マッチゼリー』はパウチと同じキャップ付きで保存ができるというところを含めて戦っていける。差別化できる点は、食物繊維入りであることに加え、程よい炭酸があることで小腹を満たしやすいイメージが想起できる点にある」と説明する。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。