流通・飲食藤澤が春季展示会 公庄社長「地域の利益商材を提案」
カナエ モノマテリアルパッケージ

藤澤が春季展示会 公庄社長「地域の利益商材を提案」

藤澤(京都府福知山市)は2月21日、ホテルロイヤルヒル福知山(京都府福知山市)で春季展示会を開いた。メーカー100社が出展し、得意先60社・約100人が来場した。

テーマコーナーでは、バラ・3食・5食の棚割りを提案した即席麺、機能性表示食品を集めたヘルスケアのほか、北陸支援、業務用といったテーマに沿った商品を展開。

漁獲量が減少する中、「扱い品目を広げることが大事」と公庄勝明社長が話す鮮魚のブースは冷凍から塩干、珍味まで広く揃えた。釜あげしらすを製造販売する和歌山県の一(はじめ)水産は「様々な料理に使われ需要は増えている」(坂口雄介社長)としており、健康志向を背景に好調な減塩や無塩タイプを紹介した。

メーカーブースでは、地元企業が特徴ある商品の売り込みに力を入れた。丹後米の寿司を作る加悦(かや)ファーマーズライス(京都府与謝野町)は、郷土食の丹後ばらずしを直営店や高速道路などで年間32万食販売する。「リピート率が高く毎年伸びている。駅や空港、通販などへ広げたい」(営業業務部)とアピールしていた。

  ◇  ◇

公庄社長は今期の見通しと来期の課題について次の通り話した。

今2月期は前年並みの売上高32億円で着地する予定。値上げが続き消費は冷え込んでいるが、来期はプラスアルファの増収を目指す。北近畿で唯一の食品卸として、得意先にもメーカーにも頼りにされる企業でありたい。

食品は前年並みだが、得意先がドラッグストアの出店などの影響を受けている。売上が厳しい中、利益の取れる地域の商材を発掘し提案する。鮮魚は漁獲そのものが少ない。代替商品の提案や海藻や塩干など品目を広げることで、売上を伸ばす。青果は地場の果物を中心にスポットで口座を開き拡売につなげたい。

全社としては配送の見直しや業務の簡素化など、効率化を進めることが来期の課題となる。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。