アサヒ飲料は今期(12月期)、ラベルレスボトル商品(ラベルレス)で前年比19%増の1000万ケースの大台突破を計画する。
ラベルレスは、2019年、同社が業界に先駆けて展開し、飲用後にラベルを剥がす手間が省け、環境にもやさしいという点が支持され、右肩上がりに成長を遂げる。
23年は前年比22%増の840万ケースを記録。今年、同社初となるラベルレス横断CMを放映するなどして、この勢いを加速させる。
初の横断CMを投下する背景には、ラベルレスを買い回る傾向があるとみられる。同社は水・お茶・乳性・炭酸水のカテゴリーで多彩なラベルレスを取り揃えている。
1月16日、事業方針説明会で野村和彦取締役兼常務執行役員マーケティング本部長は「ラベルレスからラベルレスに横展開する(買い回る)お客様がどんどん出てきていることから、ラベルレスを1つのブランドとして一体化した売り場を作っていく」と語る。
初の横断CMでは“ラクにエコできる”という価値を訴求する。「“シンプルな生活をしていこう”といったメッセージをしっかり発信していく」という。