食肉卸大手のスターゼンは、得意先向けにグループの取り組みを紹介する報告会を開催。2月6、7の両日に都内の本社で行ったほか、オンラインでも9日にかけて実施した。
新商品や機能・サービスを紹介するこれまでの総合展示会の内容に加え、持続可能な社会の実現に向けた活動に焦点を当てた。
初日に会見した実行委員長の鶉橋正雄常務は「様々なステークホルダーに向けて、持続可能な社会に貢献することをアピールする場にしたい」と説明。
そのうえで「当社プロセスセンターの商品を含む加工食品の販売が伸長した10年間だった。価値あると判断した商品を購入する消費行動は、今後ますます強まるだろう。ブランド再構築を進め、消費者に選ばれるスターゼンにしたい」と表明した。
ブランドの再構築へ、昨春から商品の見直しを実施。各部門からなるチームを中心に、洋惣菜の「ローマイヤ」ブランド、そしてハンバーグを中心とするリブランディング活動を紹介。春夏新商品として、メリハリ消費やタイパ志向に対応したスーパー向けの味付けキット商品なども取り揃えた。
また、地球環境保護や物流の課題解決への取り組みを報告。同容積でより多くパレットに積めるよう、サイズを改良した段ボール箱などを展示した。このほか、働きがいのある職場づくり、成長の軌跡を未来につなげる社会貢献活動など多彩な取り組みが紹介された。