丸大食品は、今夏開催のパリオリンピックでハム・ソーセージの「TEAM JAPANオフィシャルサポーター」を務める。5月下旬から主力ウインナーの燻製屋やロースハムの「いつも新鮮」シリーズなど12品をチームジャパンの公式ライセンス商品のデザインに一新。SNS含めたキャンペーンも各種展開し「日本選手団を応援していく」(池田知功上席執行役員ハムソー事業部長)。また、今春は高質感あるデザインに変更した減塩シリーズや、ジューシーさが特徴の「濃厚ジューシー特級あらびきウインナー」なども発売する。
同ライセンス商品は、躍動感ある選手のイメージイラストのほか、一部商品にバレーボール男子日本代表選手を起用したデザインを起用する。対象品は、燻製屋4品、たっぷり使えるベーコン、同ロースハム、ロングウインナー、あらびきステーキ、いつも新鮮4品の計12品。同社は1988年のカナダ・カルガリー大会から36年間継続して日本オリンピック委員会に協賛している。
また、今春から商品政策テーマを「心にささる商品(もの)づくり」に刷新。「おいしさだけではない新たな価値を届ける」(山本悟司ハムソーマーケティング部長)とし、プラスアルファの価値として「こだわり・ゆとり・思いやり」の観点で「お客さまに寄り添う商品」(同)を投入する。
「おいしい減塩」シリーズは、包装デザインカラーを黒基調とし高質感をアップさせるとともに、市場の減塩シリーズと一線を画し、売場で存在感を出す。また、味は麹の風味で食塩25%カットを感じさせないおいしさに仕上がった。
また、「濃厚ジューシー特級あらびきウインナー」は、「じゅわっとあふれ出るジューシー感」が特徴。パッケージにも記載し、天然腸を使用した「パリッと」食感とともに、商品特徴が分かりやすいデザインなので消費者の目を引きそうだ。
また、調理加工部門からは、人気の韓国メニューが手軽に味わえる「韓美食堂」シリーズから「ソルロンタン」を新発売する。「スンドゥブ」に比べると知名度は低いが、同社調査で30~40歳代女性の75%が「食べてみたい」と回答した。同品は牛骨の旨みが特徴で辛みはないので、幅広い層からの支持が期待できる。