エスカレートする国家衝突 変わるか?食の世界地図

パスタ輸入国のトップは依然イタリアだが安価で一定品質のトルコ産が伸びている。昨年の輸入量の差は5千t強まで縮まった。

▼中東情勢の緊迫化が欧州からの食材輸入に影響をもたらしている。昨秋以降、フーシ派による商船への攻撃が頻繁に起きており、スエズ運河を通過するコンテナ船は減少。多くが喜望峰を通るルートに迂回を余儀なくされた。パスタやチーズ、肉製品、青果関連、調味料なども到着日数が延び、船足の伸びで燃料費が上乗せされ輸送コストも上昇している。

▼イエメン国内では米国やイスラエルへの反発が強まる。フーシ派はイスラエルと関連するとみなした国の船への攻撃を続ける声明を出した。

▼本紙の輸入企業への聞き取りでは「1か月近く遅延しているが十分な国内在庫があり、当面の供給に支障はない」との回答が多かったものの、「他地域や国内生産品を提案」「複数の船社を並行起用」といった声も。ウクライナはソレダルをロシアに明け渡し、塩の輸出国から輸入国に転落した。国家間の軍事衝突で食の世界地図が変わるかもしれない。

北大西洋の豊かな海が育むアイリッシュシーフード 8月5日はパン粉の日