食肉加工4団体 「成長と分配の好循環へ」木藤理事長

日本ハム・ソーセージ工業協同組合、日本食肉加工協会など関連4団体は1月30日、都内で賀詞交歓会を開催した。

冒頭、木藤哲大理事長(日本ハム会長)は「昨年は行動規制の緩和で外食やインバウンドが復活したが、消費者の生活防衛意識から年末商戦で和牛の需要は盛り上がりに欠けた。とはいえ、足元は株高など景気回復の兆しが出始めた。当業界も成長と分配の好循環に向かっていければ。人手不足やアニマルウェルフェアへの対応など課題は多いが、各企業が協力し合って解決を探っていきたい」などあいさつした。

来賓の中から農林水産省の渡邉洋一畜産局長が登壇し、「23年の食肉・食肉加工品の輸出額は631億円と過去最高を更新した。こうした機運を逃さず、国内外で需要の振興を支援していきたい」など祝辞を述べ、乾杯の音頭は日本食肉協議会の本川一善会長がとった。