マルヤナギ小倉屋は1月に「蒸し大豆」が発売から20周年を迎えたのを記念し、様々なキャンペーンを展開している。
昨年12月には、なかやまきんに君をPR大使に迎えた特設サイトを開設。同社のキャラクター「マルヤナギくん」と同じ赤いハチマキを巻いた、きんに君が自身の筋肉に「蒸し大豆が必要か!」と問いかける動画などを公開している。店頭ディスプレイなどにも登場し、たんぱく質の摂取源として注目が高まる蒸し豆をアピールする。
今月1日からは期間限定で「おいしい蒸し豆」シリーズ4品(蒸し大豆、蒸し黒豆、蒸しサラダ豆、蒸しひきわり大豆)を10%増量し販売している。さらに、節分時には高齢者施設への寄贈を実施。食べづらい煎り豆の代わりにやわらかい蒸し豆を食べてもらおうと一昨年から始めた企画で、毎年約200の施設に贈ってきた。今年も希望する施設を募り、節分までに送付する。
蒸し豆は年始から節分にかけ最需要期を迎える。同社が昨年実施した調査では、節分に蒸し大豆、もしくは鬼除け汁を食べるという人は18%に達した。「豚汁に蒸し大豆を加えた『鬼除け汁』により簡単に歳の数だけ食べられるだけでなく、栄養バランスも整う」と同社。需要期に蒸し豆のアピールに力を入れ、市場の活性化を図る。