マクドナルド、3年ぶりカフェラテ・キャラメルラテ刷新 ミルクリッチな味わいに進化

 日本マクドナルドは「McCafé(マックカフェ)」ブランドのカフェラテ・キャラメルラテを約3年ぶりにリニューアルし、飲用者の拡大とリピート率の向上を狙う。

 23年から開始している「本気カフェ宣言」の一環。
 リニューアルにあたっては、よりミルクリッチな味わいを感じられるように豆の産地と焙煎を見直した。

 1月15日、発表会に登壇した日本マクドナルドの上田寛子マーケティング本部メニューマネジメント部統括マネージャーは「お客様に好まれている味の方向性を調べたところ、ミルクのコクや甘みを感じられる味わいがトレンドになっていることがわかった」と説明する。

 今回のリニューアルでは、エスプレッソ豆を刷新した。
 「厳選した数種類の産地の豆と、それぞれの豆の焙煎度合いを微調整してブレンドすることで、牛乳の自然な甘みを引き出すバランスのいいカフェラテが完成した」と胸を張る。

日本マクドナルドの上田寛子マーケティング本部メニューマネジメント部統括マネージャー(左)、女優の広瀬すずさん(中央)、日本マクドナルドの亀井理華マーケティング本部ナショナルマーケティング部長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
日本マクドナルドの上田寛子マーケティング本部メニューマネジメント部統括マネージャー(左)、女優の広瀬すずさん(中央)、日本マクドナルドの亀井理華マーケティング本部ナショナルマーケティング部長

 開発には、上級官能評価士であるUCC上島珈琲のR&D本部研究開発部の垣内美紗子氏も携わった。

 垣内氏は「エスプレッソだけで味を確認した後、ミルクと合わせた完成品を試飲するという作業を繰り返した。ミルクと合わせることで想定と異なった味覚になることがあったため、その都度エスプレッソ豆の焙煎度やブレンドの配合レシピを微調整し、ミルクとの相性が最適なブレンドを見出した」と話す。

 エスプレッソ豆と牛乳の組み合わせについては、約100以上のレシピを試作し検証したという。

 日本マクドナルドの亀井理華マーケティング本部ナショナルマーケティング部長は「既にマクドナルドのカフェラテが好きというお客様には“もっと美味しくなった”と思っていただき、まだ美味しさを知らない方には、このリニューアルを機に新しくファンになっていただきたい」と語る。

 発表会には「McCafé」アンバサダーである女優の広瀬すずさんも登壇し、会場を盛り上げた。