サントリー食品インターナショナルの2023年飲料販売実績は市場の伸びを上回り、前年比2%増の4億5427万ケースを記録し過去最高を更新した。
コアブランドへの活動を引き続き強化したことが奏功したとみられる。23年は「サントリー天然水」と「GREEN DA・KA・RA」も過去最高の販売数量を記録した。
ブランド力に加えて営業も貢献した。
昨年12月取材に応じたSBFジャパン川村崇戦略企画部部長は「価格改定を実行しながら数量増を図るのは高レベルの仕事で、23年はこの2つをやり遂げたという点でとりわけ大きな意味がある」と語る。
また、自販機でも「夏場の猛暑で需要が高まる中、自販機の欠品を極力起こさないオペレーションを徹底してチャンスロスを最小限に留めることができた。さらに、AI活用などで品揃えも進化させることができた」と振り返る。