11.3 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2026 / 02 / 21 土曜日
ログイン
English
飲料系酒類「ライスグレーンウイスキー」確立へ専用の貯蔵庫が竣工 八海醸造
KNOWLEDGE WORK 20260303

「ライスグレーンウイスキー」確立へ専用の貯蔵庫が竣工 八海醸造

八海醸造(新潟県南魚沼市)は、米を主原料とした「ライスグレーンウイスキー」の確立を目指し、取り組みを強化する。2023年12月、新たに「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」が本社近隣「魚沼の里」エリア内にオープンした。竣工式で南雲二郎社長は「ウイスキーは長い年月をかけて創り出していくもの。われわれが日本酒、焼酎、あまさけなどの製造で培ってきた技術や知識を注ぎながら、また違った価値を生み出していける」など話した。

同社は16年4月にウイスキーの製造免許を取得。同年8月に初溜を行った。24年4月、ライスグレーンウイスキーとして販売を開始予定。仕込み水は清酒「八海山」と同じ「雷電様の清水」。蒸留後、オーク樽貯蔵で熟成を重ねたライスグレーンウイスキーは、琥珀色に色づき、バニラや花を思わせる甘い香りと華やかな独特の存在感をまとうという。

新設の「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」は、450ℓ樽で約800本を収容予定。これは4~5年程度の製造分を貯蔵できる見込み。24年春から本格的に運用開始する。

竣工式で南雲二郎社長(八海醸造)
南雲二郎社長(中央)

これまでは資材倉庫だったスペースに樽を貯蔵してきたが、手狭になってきたため専用の貯蔵庫を建設するに至った。「ウイスキーは時間が作り出す味わいが重要。今後の年月を見越して貯蔵スペースを拡大する必要があると判断した」(同社)。

一方、グループ会社のニセコ蒸溜所ではモルトウイスキーづくりを進めている。将来的には魚沼、ニセコの原酒を相互活用してさらなる事業の活性化を図りたい考え。

今後に向けては「ジャパニーズウイスキーの一つのスタイルとして、ライスグレーンウイスキーを確立していきたい」。

〈「八海醸造ウイスキー貯蔵庫」概要〉

▽延床面積 736.44㎡
▽建築様式 鉄骨造
▽収容樽数 450ℓ樽×約800本
▽収容方式 移動ラック式
▽運用開始 24年春予定

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。