逆光線(コラム)「自分で選ぶ」ということ

「自分で選ぶ」ということ

先日、何気に携帯を確認したら、前日に7時間も携帯を使用していたと知り愕然とした。情報を得るためのツールとして優れているのは承知しているが、電車での移動中や歩行中、会食中でも携帯をのぞき込む人は多いが、私はそうした行為に違和感を感じるタイプだ。それにもかかわらず7時間とは。

▼PCでも携帯でも、アルゴリズムに従ってユーザーが求めそうな情報が優先して提示されていることはすでに知られている。興味を惹く内容を優先させ、同じ考え方、感じ方に誘導しながら購買に導くのだそうだ。

▼これもAIだろうが、こういう便利さはいずれ偏見を増長させるフィルターバブルにつながるのではないか。情報くらい自分でしっかり選択したいものだ。

▼私事で恐縮だが今年還暦を迎える。そのせいか旧友から同窓会の案内がいくつか届いている。選択、選別して会わなかった訳ではないが、長らく交友がなかった同級生諸氏と再会する機会を得ることは少しうれしい。還暦そのものはうれしくもない。「赤い」ものは断じて受け取らないと決めている。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。