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KNOWLEDGE WORK 20260303

キユーピー 業務用にソリューション提案強化 サラダ拡大、卵メニュー復活へ

キユーピーのフードサービス部門は、回復基調にある業務用市場に向け、ユーザーのニーズや取り巻く環境の変化に対応するとともに、新たな需要開拓につながるソリューション提案を強化する。岩田清司執行役員フードサービス本部本部長は「引き続き『サラダの需要促進』や『卵メニューの復活』などに取り組む」など語った。

23年度の業績について、岩田執行役員は「前半は鳥インフルエンザの影響で苦戦を余儀なくされたが、コロナ5類移行とインバウンド効果で業務用市場が回復、当社は若干遅れを取りながらもついていった状況。9月以降は全体のトレンドと同様に数字は上向いた。価格改定は取引先の理解を得られてスムーズに浸透できた」と回顧。商品別にみると、調味料は好調、タマゴ関連は減少、サラダは増勢。業態別の進捗は、デリカは微増、加工品は二ケタ増、ベーカリーは一ケタ後半増、外食は二ケタ近く増、給食は前年割れのもよう。

主な取り組みでは、変化への対応を主眼に置き、

【1】市場変化への対応(強化3業態『デリカ』『ベーカリー』『加工品』+インバウンド回復への備え)
【2】市場ニーズの変化(ローコスト商品の拡充)
【3】環境変化への対応(最大の課題である店舗での人手不足に貢献)

――の3つを紹介。

【1】ではホテル向けで簡便に提供できるロングライフサラダ、加工品向けで冷凍食品用のマヨネーズなどが伸びた【2】は食用油相場の高騰に対応する一環で、オイル低減商品の品揃えを充実させた【3】は春の新商品「具沢山フィリング アボカド(ワカモレ)」が想定以上に様々な業態で採用されたほか、インバウンド消費の高まりを背景に「スノーマン 豆ともち麦の豆乳仕立て」(23年秋新商品)など豆メニューの新ラインアップも動きが良かった。

24年度は「市場を取り巻く環境は前期と変わらず課題が多い」(岩田執行役員)との認識を示し、引き続き変化への対応を推進する。

具体的にはサラダの需要促進に向けた取り組みとして、「サラダファースト」をキーワードに「サラダ価値の啓発」や「サラダ領域の拡大」を目指す。業務用市場における野菜摂取量向上に貢献したい考え。

また「卵メニューの復活」にも注力。業務用では鳥インフルエンザの影響でメニューの採用が減っているものの、ユーザーの課題解決(加工品・凍結液卵などによる人手不足・調理オペレーション簡略化への対応)や新たな食機会の創出(イースターやお月見などの活性化)を図り、採用を後押ししていく。

来春に向けた新商品では「具たっぷりソース」シリーズ2品を発売。簡便なひと手間で新規メニューの提案が可能。「同 ガーリックオニオン」(1080g)はソテーしたにんにくと生にんにくのうま味が効いた奥深い味わい。「同ゆず醤油」(1070g)はゆず果汁と果皮を使用した爽やかな香りが広がる仕立て。「独自技術を生かした商品で潜在ニーズを掘り起こしていく」(岩田執行役員)。

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