11.8 C
Tokyo
13.1 C
Osaka
2025 / 12 / 21 日曜日
ログイン
English
飲料系飲料豆乳生産量が回復傾向 前年同期上回る品目も

豆乳生産量が回復傾向 前年同期上回る品目も

日本豆乳協会調べによる今年7~9月期の豆乳類全体の生産量は、前年同期比96・4%の10万4千859㎘にとどまった。ただし1~3月(94.5%)、4~6月(93.1%)に比べると第3四半期は回復傾向がみられた。

品目別では、「豆乳(無調整)」は3万3千263㎘(103%)、「調製豆乳」は5万189㎘(94%)、「果汁入り豆乳飲料」は4千250㎘(102.2%)、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は1万3千477㎘(88.3%)となり、品目により明暗を分けた。

なお、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーは3千678㎘(99.6%)とほぼ前年並みとなっており、コロナ明けによる業務用の回復を裏付けた。

日本豆乳協会では、豆乳の市場概況について、「社会情勢やエネルギー問題などの外部環境の影響で、あらゆる場面での値上げが相次いでおり、生活者が様々な食品・飲料の買い控えをしている。しかし、7~9月期の豆乳市場は、生活者の消費マインドの低下、買い控えなどが続く中、豆乳(無調整)と果汁入り豆乳飲料が堅調な伸びを示しており、消費者の健康意識による豆乳への回帰が見られた。現状では外部環境の変化や価格改定の影響を受けたが、食における健康志向は依然として高く、豆乳に対する健康への期待値は大きいと考えられる。特に10月からは豆乳を使った料理需要も増えることから、生産量の増加が期待される」としている。

協会では、引き続き国民一人当たりの豆乳(類)年間飲用消費量を4ℓに増加させ(2022年3.4ℓ)、年間総生産量50万㎘を目標に、豆乳への理解や関心を高めるため、年間を通じて様々な啓発・啓蒙活動を展開する方針。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。