7 C
Tokyo
6.9 C
Osaka
2025 / 12 / 04 木曜日
ログイン
English
流通・飲食ヤマムロ 創業100周年式典 関係者150人が集う
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ヤマムロ 創業100周年式典 関係者150人が集う

ヤマムロ(東京都世田谷区、山室勝社長)は15日、都内新宿区の京王プラザホテルで創業100周年の感謝を伝える式典を開催、主要取引先など関係者約150人が出席して祝った。

同社は大正12年11月に創業した老舗卸。昭和25年に株式会社に改組後、総合食品卸として首都圏を商圏とし地域密着した事業を展開してきた。また中国四川省・成都の名店「陳麻婆豆腐店」の味を再現した麻婆豆腐用中華合わせ調味料やレトルト食品、紹興酒などオリジナル商品も開発しロングセラーとなっている。

あいさつした山室社長は「大正12年に酒類、食品、雑貨類を扱う問屋としてスタートし、株式会社に改組後は山室商店として、昭和51年にはヤマムロに社名変更し総合食品卸問屋として現在に至っている。これは皆さまの支えによるもの」と感謝した。また「自社商品の四川麻婆シリーズも発売25年になるが、徐々に支持されるようになってきた。商環境ではアゲンストが吹くときもあるが、明るく、楽しく、前向きに。ア・タ・マを常に念頭に置きながら、多様化するニーズに対応しながら全社一丸となって歩を進めていきたい」と力強く抱負を述べた。

日清オイリオ 久野貴久社長
日清オイリオ 久野貴久社長

続いて来賓祝辞では二氏が登壇。久野貴久・日清オイリオグループ社長が「ヤマムロさまは、百年にわたり歴代の社長が地場の皆さまや同業企業のために汗をかいてきた会社。利他の精神で歴史を築いてきたことに深く敬意を表したい。新規開拓では地域の逸品を提案するなど市場変化への対応も行き届いており今後さらに成長・躍進すると考えている」とエールを送った。

河原光男・伊藤忠食品副社長は「40年前から20年間担当させていただいた間柄。この間、食品業界の商環境は大きく変化し、独立系の卸売企業は国内に数社しかいないが、それを乗り越えてこられた。百年の歴史は信用であり、信用はお金では得られないもの」と讃えた。その後、小林寛久・カゴメ常務の乾杯の辞で祝宴となり和やかな雰囲気で出席者が周年を祝い、寺田雄一・キユーピー上席執行役員東京支店長の中締めで散会した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点