12.8 C
Tokyo
11.8 C
Osaka
2025 / 11 / 19 水曜日
English
業務用IZUMIYA 小田原本社で展示会 観光客回復、売上好調
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

IZUMIYA 小田原本社で展示会 観光客回復、売上好調

首都圏を中心に業務用卸事業を展開するIZUMIYA(本社・小田原市、鈴木雅治社長)は10月25日、小田原アリーナで「第51回フードサービスショー」を開催した。出展メーカーは137社。小田原・箱根地区のユーザーら1千600人超が来場した。

テーマコーナーでは「人手不足解消のための簡便食材とメニュー」「パーティ・宴会を盛り上げるメニュー」「急増するインバウンドに対応する多彩な食材・メニュー」を提案。JFDA商品や当日限りの特価品も多数揃え、年末商戦に向けてユーザーの注目を集めていた。

鈴木社長は、「外食市場はコロナ禍からの回復が進み、外国人観光客も戻ってきた。小田原本社は10月まで売上29%増、全社は前年比30%増で推移している。通期では卸部門は当初の予想を上回り、売上高150億円強を見込んでいる」と語った。

小田原・箱根地区の状況については、「廃業される外食店もあるが、新規開拓もあり、得意先件数は維持できている。箱根地区は観光客とインバウンドで賑わっている。競合も激化しているが、箱根・富士山・伊豆という日本を代表する観光地をカバーし、長年にわたって事業を展開してきた強みを生かし、さらなる拡大につなげていきたい」と意欲を示した。

小田原地区の展示会終了後には、4年ぶりとなる懇親会を開催。鈴木社長は出展メーカー各社に東京・横浜・小田原の3会場での展示会開催への御礼を述べるとともに、10月に創業60周年を迎えたことを報告。グループ売上高200億円の目標達成に向けた意気込みを語った。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点