20・30代から好評を博す「ボス カフェイン」刷新 コーヒーでカフェインが摂取できることがシャープに伝わるデザインへ変更

 サントリー食品インターナショナルは9月12日、「ボス カフェイン ホワイトカフェ」を刷新し新フレーバー「同カフェモカ」を新発売した。

 「ボス カフェイン」は、カフェインの摂取源として缶コーヒーを機能的に“使う”若者が意外と多いことに着目して開発されたコーヒー規格の飲料。

 開発にあたっては、カフェインがコーヒー豆由来であることから苦味を抑えることに腐心。コーヒーの量を増やせばカフェイン量が多くなる一方、苦味も強くなるという課題があり、その課題を解決すべく試作を繰り返しカフェイン200mgでも飲みやすい味わいに仕立てた。

 浅煎りのコーヒー豆を使用して苦味や渋味を低減することに加えて、サントリーの独自技術でべたつきや後残りがない乳を配合し、糖もパラチノースという後切れのいい糖を使い、さらっと甘さが感じられるようにした。

 今回、「ホワイトカフェ」はパッケージ・中味ともに刷新した。

 新パッケージについて、取材に応じた野下剛SBFジャパンブランド開発事業部課長は「カフェインが多く含まれていることをわかりやすくお伝えするため、コーヒーでカフェインが摂取できることがシャープに伝わるデザインへ変更して裏面には注意書きも記させていただいた」と説明する。

 中味については、カフェインの摂取しやすさを中心に据えた“カフェイン中心設計”はそのままに、糖の配合を見直した。具体的には持続性エネルギーとされるパラチノースに加えて、ぶどう糖を新たに配合した。

 一般的に、缶コーヒーのメインユーザーは40・50代とされる中、「ボス カフェイン」は、今まで缶コーヒーをあまり飲んでいなかった20・30代のユーザーをメインとした新規顧客層を中心に好評を博し、発売2ヵ月で販売本数2000万本を突破。現在も好調に推移しているという。

 「機能で飲むというところに広がりができると、缶コーヒーにもまだまだ拡大の余地がある。今後もお客様と対話しながら改善し缶コーヒーの可能性を広げていきたい」と意欲をのぞかせる。