1.7 C
Tokyo
-0.1 C
Osaka
2026 / 01 / 03 土曜日
ログイン
English
農水畜産業ナッツ・ドライフルーツ供給難強まるレーズン カリフォルニア産8%減 トルコも大減産で高値一色に

供給難強まるレーズン カリフォルニア産8%減 トルコも大減産で高値一色に

レーズンの供給量が世界的に低迷している。

最大産地の米カリフォルニアでは、今期(23年8月~24年7月)のレーズン生産量は前期比約8%減の16万6千530st(ショート・トン=約15万1千t)となる見通し。前期からの繰入れ在庫量は約6万3千stと、新物が出回るまでの需要をカバーするには不足している。

19年に25万stあった同州の生産量は翌年の大減産以降、4年連続で20万stを割る歴史的低水準が続く。

大きな背景となっているのが、ナッツ類などへの転作などを背景にこの20年ほど進んできた作付面積の縮小だ。00年に11万3千haあった作付面積は激減し、現在は約3万5千700ha。昨年に比べても3割近く減っている。近年の生産コスト上昇から、レーズン農家では生産の縮小・撤退が相次いでいる模様だ。

日本市場では、カリフォルニア産は供給量低迷による相場高と円安のダブルパンチで価格高騰が続く。今期の減産でこれに拍車がかかりそうだ。

米国産の高騰を背景に、製パン大手などではより安価なトルコ産レーズンに原料を切り替える動きがここ5年ほど続いてきた。17年の輸入量シェアは米国産が89%、トルコ産は5%だったが、差は徐々に縮小。昨年にはそれぞれ74%、20%となった。

トルコ産は安定した供給量とともに、長期にわたり続くリラ安も追い風。「あらゆる原材料が値上がりするなかで、例外なく安い代替原料を探す動きが出てきている。それがレーズンの場合はトルコ産ということになる」(輸入関係者)。

ただ今年のトルコ産は、悪天候や病害の影響から記録的な大減産となる予想。品質も低下が見込まれている。現地からのオファー価格も、昨年の新物に比べて大幅に上昇。米国産とともに相場の先高観が強まってきた。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。