9.2 C
Tokyo
9.5 C
Osaka
2025 / 12 / 31 水曜日
ログイン
English
飲料日本茶伊藤園、インスタント緑茶で「特に若い方に日本茶を飲んでいただきたい」 市川ぼたんさんと市川新之助さんがお茶入れ体験

伊藤園、インスタント緑茶で「特に若い方に日本茶を飲んでいただきたい」 市川ぼたんさんと市川新之助さんがお茶入れ体験

伊藤園は日本茶(緑茶)の間口(飲用層)拡大へ、インスタント緑茶の訴求に注力していく。

日本茶市場では、ユーザーが高齢化し若年層の獲得が課題となっている。

10月1日の「日本茶の日」に開催した「日本茶の日 お~いお茶大茶会(以下大茶会)」で取材に応じた吉田達也マーケティング本部リーフブランドグループブランドマネジャーは「急須で淹れたお茶のおいしさを大切にしながらも、形態を変えて、お客様のシーンに合わせて間口を広げていきたい。特に若い方に日本茶を飲んでいただきたいため、手軽なインスタント緑茶で間口を広げていきたい」と語った。

大茶会では、ゲストの市川ぼたんさんと市川新之助さんが、インスタント緑茶「さらさらとけるお~いお茶 抹茶入り緑茶」を使用したお茶いれ体験を行った。

吉田氏は「間口を広げるために、インスタント緑茶を使って子どもに体験していただいた。我々はフルラインアップで製品を展開しており、タイパやコスパなどにも対応していきたい」と説明した。

左から伊藤園の吉田達也マーケティング本部リーフブランドグループマネジャー、市川ぼたんさん、市川新之助さん、農林水産省の平形雄策農産局長、伊藤園の安田哲也マーケティング本部緑茶ブランドマネジャー
左から伊藤園の吉田達也マーケティング本部リーフブランドグループマネジャー、市川ぼたんさん、市川新之助さん、農林水産省の平形雄策農産局長、伊藤園の安田哲也マーケティング本部緑茶ブランドマネジャー

同社が参加している「茶業関係者×農林水産省「茶育」プロジェクト」でも間口拡大を図る。

同プロジェクトでは、農林水産省が、お茶を活用した食育「茶育」を希望する小中学校と、茶育を提供する茶業関係者の橋渡し役を担い、次世代に向けて日本茶の魅力を伝えている。

大茶会では、吉田氏から農林水産省の平形雄策農産局長に急須の贈呈式が行われた。

日本茶市場の活性化に向けて間口拡大を図りつつ、インバウンド需要の高まりにも期待を寄せる。

囲み取材に応じた本庄大介社長は「最近は外国人観光客が戻ってきたため、インバウンド需要が回復し、ドリンク・リーフともにコロナ禍前の回転に戻りつつある」と述べた。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。