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加工食品菓子ロッテ、チョコ市場のトップ「ガーナ」から緑の「ガーナ」が登場 おいしさとともに社会価値を発信
KNOWLEDGE WORK 20260303

ロッテ、チョコ市場のトップ「ガーナ」から緑の「ガーナ」が登場 おいしさとともに社会価値を発信

ロッテは「ガーナブランド」からサステナブルな要素を盛り込んだ「グリーンガーナ」を9月19日に新発売する。

エシカルバレンタインなどチョコ市場でもSDGsのニーズが本格化していることを受けた動き。

7月5日発表したロッテマーケティング本部ブランド戦略部チョコレート企画課の中村準氏は「『ガーナ』ではこれまで経済価値に重きを置いた施策を数多く実施してきたが、今後は社会価値も含めて展開していきたい」と意欲をのぞかせる。

ソーシャル意識が高まる中で、社会性に手軽さや自分への見返り(自己利益)を加えて考えてしまい行動に移せていない層に着目した。

外部調査を引き「社会課題への意識の高さでは日本はどこの国よりも高かったが、実際に行動しているかという点では日本が一番低かった。社会性というところに、手軽さや自己利益を落とし込んでいければ、大きな可能性がある」とみている。

チョコという身近な商品からの提案で手軽さを打ち出し、自己利益については、おいしさと健康を鍵とした。

「ガーナ」を通じて社会課題に取り組む企業姿勢も伝えていく。

「エシカルな取り組みはロッテ全体としても強化していきたいため、ロッテと結びつきの強い『ガーナ』での展開を選択した。おいしさに対する信頼感が非常に高いブランドのため、“おいしさを犠牲にした”といったネガティブなイメージを払拭できると考えている」と胸を張る。

「グリーンガーナ」のラインアップは「オーツミルク」と「糖質30%オフ」の2品。

商品・パッケージ・コミュニケーション全体で「カラダと地球においしいガーナ」を体現する。

「オーツミルク」は独自製法でオーツミルクのよさを引き出し食物繊維も摂れるように仕立てられている。

「オーツミルクはクセが少ないが通常チョコに使うと嗜好性が落ちてしまう。新商品では『ガーナ』の特徴である粒子の細かさがオーツミルクの穀物臭を緩和し植物性ミルクのコクを引き出した」と説明する。

「グリーンガーナ 糖質30%オフ」(ロッテ)
「グリーンガーナ 糖質30%オフ」(ロッテ)

もう一方の「糖質30%オフ」は、特許(※特許第7219846号)を取得した“まろやかミルク製法(※食物繊維と3種のミルク原料をバランスよく配合することで、糖質控えめでも通常糖質量のチョコレートと同程度の甘味やミルク感を感じるロッテ独自の製法)”を採用し、食物繊維と3種のミルク原料をバランスよく配合することで、糖質控えめで通常糖質量のチョコと同程度の甘さやミルク感が味わえるように仕立てられている。

パッケージは、正面に「カラダにも、地球にも、おいしい。」、側面には「地球に優しい包材を使用しています。」と記載することで、エシカルな商品であることを訴求する。

コミュニケーションは、ファーストエントリーを獲得していくため、“はじめまして、緑のガーナです”をキャッチコピーに掲げマス広告やデジタル施策を大量投下する。

社会貢献活動も予定している。

「24年9月のタイミングから『グリーンガーナ』を通じて子どもたちが夢を持つことを応援する、いわゆる、学ぶ機会の提供することをしっかりとやっていきたいと考えている。カカオハスクを用いた文具を製作・提供するというような流れもしっかりと作っていきたい」と述べる。

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