節約の順序

昨年末に親戚からいただいた米30㎏をようやく食べきった。8か月で割ると1か月当たり3.75㎏。米一合150gの計算で二升五合。パンや麺類の日があったとして、1日につき平均一合。中年夫婦二人だとこんなものかとも思うが、ずいぶんと時間がかかった印象だ。

▼「節約生活!4人家族1か月で食費2万円!」なんて見出しをネットニュースや動画でよく目にするが、眉唾物と思っていた。米に加えて野菜もいただける環境ならば、もしかするとという気になってくる。図々しいこと、この上ない。

▼さて、9月5日に総務省が発表した7月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5%減。5か月連続の減少で、食料や教育費が下がった一方、コロナ5類移行後の初の夏休みということで交通費や宿泊料、外食などが増加したという。

▼物価高で節約志向が強まってはいるものの、リベンジ消費モードはまだ継続中の模様。ただ、それがいつまで続くか。真っ先に削るのが食費や教育費なんて、子ども・子育てにやさしい社会はどこに行ったの?

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