コカ・コーラボトラーズジャパンの自販機が善戦している。
上期(1-6月)、5月1日出荷分から「ジョージア」缶コーヒーや「コカ・コーラ」350ml缶などの缶製品を値上げしてケース当たり納価を大幅に改善したほか、販売数量も1%増となり前年同期比をクリアした。
8月10日決算説明会でコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスのビヨン・イヴァル・ウルゲネス副社長CFOは「自販機は今年5月に主力の一つである缶製品の価格改定を実施したことで数量への影響は避けられなかったが、これまで構築した強固なシェア基盤やコカ・コーラ公式アプリ『Coke ON(コークオン)』の積極活用で販売数量は1%増と第1Q(1-3月)のトレンドを維持した」と振り返る。
今春から順次実施している「ジョージア」のブランド刷新も自販機の販売に寄与したという。
コカ・コーラボトラーズジャパンのコスティン・マンドレア執行役員最高営業責任者兼営業本部長は「SOT缶でのキャンペーンで消費者トレンドを捕まえて、より高い価格でマーケットシェアも増やすことができ、さらに利益も上げることができた」と説明する。