コカ・コーラボトラーズジャパンは、利益を伴う成長と変化に強いコスト構造の構築に取り組み持続的な利益成長を目指す。
9日、新中期経営計画「Vision2028」を発表し、2028年までに事業利益率5%以上の450~500億円を目指していくなどの計画を明らかにした。
計画期間は、24年から28年まで。
CAGR(年平均成長率)は売上収益で2~3%、販売数量で0.5~1%を計画し、数量成長を上回る売上収益成長を目指す。
変革によるコスト削減は250~350億円を見込む。
計画実現への主な方策としては、AIやデジタルを活用して自販機の品揃えを最適化するなど収益性重視の営業活動を強化していくほか、サプライチェーンやバックオフィスの最適化を推進していく。
自販機では、優良ロケーションへの設置を拡大し、スマートフォンアプリ「Coke ON」の機能や決済機能を拡充させて自販機への誘導を強化していく。
品揃えについてはAIを活用して最適化を図り、ダイナミックプライシングも導入して需要を喚起していく。
AIは自販機の販売計画や補充計画策定にも活用する。
バックオフィスの最適化については、コカ・コーラ ボトラーズジャパンとアクセンチュアの合弁会社が24年1月に設立され、コカ・コーラ ボトラーズジャパングループの管理・事務オペレーションの効率化を図っていく。