DM三井製糖 栄養食宅配事業に進出 マッスルデリを子会社化

DM三井製糖は、栄養バランス食の宅配事業を手掛けるスタートアップベンチャー・Muscle Deli(東京都渋谷区・須藤大輔社長CEO、以下マッスルデリ)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。今後グループの研究開発力を生かし、D2Cを軸とした総合的なフードサービス事業の開拓を狙う。

マッスルデリは2016年11月に創業。ボディメイクやダイエットに取り組む人に最適な、低カロリー・高タンパク質など栄養バランス食の宅配サービス「Muscle Deli」を展開。2022年からは、一人ひとりの目的や好みに合わせたカスタムミールを提供する「YOUR MEAL」を加えるなどサービスラインアップを強化してきた。

DM三井製糖は、2022年10月に持株会社・DM三井製糖ホールディングス傘下の大日本明治製糖とDM三井製糖が合併して発足。グループの成長領域と位置付ける「ライフ・エナジー事業」の柱として、「栄養」「健康」をキーワードに若年層からシニア層まで商品・サービスを提供する新たなフードサービス事業の展開を模索してきた。

今後、両社は共同で新商品の開発や新規事業の立ち上げを目指す。「マッスルデリが展開する冷凍宅配弁当事業は、フードサービス領域における事業拡大の核になると位置付けている。新商品・新規事業の開発を通じて拡大するアクティブシニア市場を開拓し、事業をさらに拡大させたい」(DM三井製糖)としている。