カリフォルニア産アーモンド 3年ぶり増産か 予想修正で一転

米カリフォルニア・アーモンド協会の発表によれば、今年のカリフォルニア産アーモンド生産量は25億7千万ポンド(約117万t)と昨年を約1%上回る見通し。

米農務省統計局が5月に発表した農家からの聞き取りに基づく予測では3%の減産が見込まれていたが、その後の現地調査により上方修正。一転して3年ぶりの増産予想に。このうち主力品種のノンパレルは、前年比10%増の11億ポンドと、生産量の伸びを牽引しそうだ。

2月末にかけてピークを迎えた開花期には記録的な豪雨に見舞われ、ハチによる受粉が妨げられた。これにより木1本当たりの平均結実数は3%減となった一方、1粒当たりの重量は14%増。大粒傾向となることで、結実の減少をカバーできるとみられる。