日本ナッツ協会は、7月10日に第30回通常総会を都内で開催した。
その後の懇親会であいさつした中島洋人会長(東洋ナッツ食品社長)は「協会は5月に30周年を迎えた。そのうち半分近く会長をしている。みなさんが笑顔で元気にナッツの仕事ができているなかで会長を務めているのは、ありがたいことだ」と表明。そのうえで、数年にわたり準備を進めてきた協会の法人化について報告。任意団体である現在の協会とは別団体として3月7日付で設立した「一般社団法人日本ナッツ協会」へと、組織を順次移行する方針を説明した。
また5月にロンドンで行われた世界ナッツ会議(INC)に出席し、新たにINC日本アンバサダーに任命されたことも報告。「アンバサダーは、できるだけ多くの日本の企業をINCに参加させることが任務。(協会法人化で)肩の荷が下りたと思ったが、また大きな荷物を背負うことになった」と述べた。
中島会長は「世界ではいま、植物性原料としてのナッツの存在にあらためて注目が集まっており、ナッツを使った製品も増えている。せっかくナッツの仕事をしているのだから、その利点を生かして新しいビジネスを創造したい」として、知恵を出し合って市場活性化に取り組むことを呼びかけた。