12.5 C
Tokyo
7.4 C
Osaka
2025 / 11 / 28 金曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)いかに賢い消費に貢献するか
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

いかに賢い消費に貢献するか

梅雨末期の大雨は心配だ。しかし、梅雨前線は北上し、関東以西は夏本番を迎えつつある。7月10日にはすでに東京で猛暑日を記録したが、今年の夏はどうやら全国的に暑い夏になるようだ。「夏需」への期待が高まることは言うまでもない。

▼業界の関心は、その夏だけでなく、その先の秋にも及んでいる。7月に入り秋冬シーズンに向けた新商品やリニューアル商品の発表が活発になってきた。長引くコスト高など事業環境は厳しいが、8月以降、例年以上に数多くの新商品やリニューアル品が投入されそうだ。

▼消費に目を転じると、基本的には消費の二極化が進んでいるとみられる。秋冬の商品施策を見ても高付加価値商品を投入する動きは少なくない。高付加価値化による事業や市場の活性化への期待も小さくないということだろう。

▼半面、生活者・消費者の目線で言えば長引く物価高の影響はやはり大きい。節約ニーズや簡便ニーズは高まらざるを得ない。そのニーズにいかに応えていき、「節約」や「簡便」に合致した賢い消費にいかに貢献するかも焦点の一つだ。その動きも注目されそうだ。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点